家づくり、いい動線とは?
家づくりでの動線とは?
日常の生活や仕事で、建物内を人が移動する経路を線で表したものです。動線は間取りで決まります。
家づくりで、設備機器選びと同じぐらい、楽しくもあり、上手くいった、上手くいかなかったと言われるのが、この間取りでしょうか。
生活してからの大事なこと。動線。
間取りづくりにおいて、使い勝手の良い動線の間取りを考えることは重要です。
動線をよくすることで、
たとえば、帰宅後のお子さんが進んで手洗い、
うがいをするようになったり、毎日の洗濯や洗濯物を干す時間が大幅に短縮することもできたりします。
大阪市、八尾市、東大阪市などで、共働きの多いエリアでは、
お母さんの家事動線であったり、お子さんへのしつけであったり、
家族の中のコミュケーションであったりを活発にできるようになったりするケースにつながっていきますので、
動線を考えた間取りづくりは更に重要になるとシーキューブも考えています。
注文住宅の自由設計ですから、間取りを自由に動線の良い家を目指します。
ただ、間取りを自由に作れるということは、実は難しさも同時に存在します。
100点満点の大満足ということもありますが、30点しか取れないということもあり得るのです。
逆に既製品には百点満点はなかなか望めないけれども、平均点では60点くらい、
万人受けする間取りとして大丈夫と言う感じでしょう。
その間取りに、自分たちの生活をあわせる。わかりやすい例はマンションの間取りに住むかんじでしょう。
せっかくの家づくり。私たちが誇りをもっておすすめさせていただく注文住宅、自由設計です。
30点でも60点でもなく100点の大満足できる設計をするためにやっていかれるといいこと。
簡単ですがこれだけは押さえておきたいというポイントをいくつかお伝えします。
- 敷地の条件を知る
間取りを考える前に把握しておかなければならないことが実はあるのです
まずあなたがやるべきことは、いい間取りにするためには、あなたの敷地、敷地の外にあるものをしっかり把握することなのです。
具体的には、隣地、隣地に建つ建物、道路、水路などです。
例えば、敷地のすぐ東に大きなマンションがあれば、残念ながらそこには朝日は入ってこないです。
陽の光、日照の具合・窓の位置・などのことで 隣の人ともめている方がいかに多いことかなのです。大阪市内や、東大阪市、八尾市ですと、狭小地が多いです。隣との間も民法の50cmづつ空けることも難しい土地もあるわけです。
その隙間がないなかで、やりくり考えて、家を建てるのですが、家のバルコニーに全く日が当たらない。
洗濯物も乾かない。
また、敷地の駐車場の高さが隣より、低くしてしまって、
私の家の前に水たまりができてしまうから洗車しないでくださいよう、のような注意をいつも声かけしないといけないのようなことや。
このような問題、トラブル、面倒などに巻き込まれないために、間取りを考える前に敷地、お隣、裏手など敷地の外にあるものを しっかり把握することが大切なのですね。
2.家の中の持ち物をチェック
間取りを始める前に次にしていただきたいのは、新居に持ち込む予定の家具の寸法を測るという作業です。
新居でも使おう思っている、たんすやお仏壇やピアノ、ソファー、ダイニングテーブル、冷蔵庫、 洗濯機などの大型の電気製品についても必ず行なってください。 そして家づくりノートに記録しておくのです。
ここをやることで、実は新居を機に買い換えるつもりだったと、ご夫婦でちがっていた、ということも良くあるのです。
買い替えを片方の側が考えているようでしたら、家づくりの費用、予算間もかわってくることもあります。これを機に大きな液晶テレビがほしかったご主人。これを機に奥様は買い替えたいと思っていた、ドラム式洗濯機。などなどのように。
出費が大きくかわりそうでしょ。早いうちに寸法もですが、予算もしって、間取り計画にいかしていただきたいのです。
3.間取りは陣取り合戦?
さて、いよいよ間取りに入ります。
先ほどの持ち物チエックえ、持ち込む家具の大きさを把握だけいただけましたら、敷地条件や、この間取りは、専門家である私たちは、ゾーニングを決めていくようになります。任せおけば実は設計士に全部お任せしても大丈夫ではあるのです。
ただ、せっかくの家づくりの楽しい部分であります、ゾーニングのお話もさせていただきます。
ゾーニングとは、おおよその各お部屋の位置関係作りのことです。
この辺に玄関を、リビングはこの辺にという具合に大きな〇で、ざっくりとした位置関係を表して行く作業です。
ここでは階段の大きさがだとか、トイレの大きさをだとかというところまでのお話ではありません。まずは動線がい
いのか、隣接する部屋と部屋の関係性、朝の家族の動線や、休みの日の動線や、奥様の家事動線を、見ていく作業をおこなっていくのです。
4.優れた間取りの家は、この3つ こだわってこそ生まれる
良い設計、優れた間取りには、ある共通点があります
それは三つの物の動きが良く考えられているということです。
三つの物とはは何かと言うと「人・光・風」 です。
人の動き、 これは動線と言われます。水回りが近くにあって行き来がしやすいプランを家事動線が良いなどと言いますね。この動線が良いプランを作りたいなら新居での実生活をイメージしてみることの方が有効です。
〇ご主人が仕事から帰ってきたら、まずスーツはどこでぬぐのか?
〇そのスーツはどこに置くのか?
〇食事が終わった後の団欒はどこでどんなスタイルで行うのか?
〇風呂に行く際に着替えはどこに置いてあってどうやって取りに行くのか?
〇子供が学校から帰ってきたらどうやって自分の部屋に行くのか?
これを重視するとリビング階段という間取りになったりします。
必ずリビングを通らないと自分の部屋に行くことができないので半ば強制的に子供とコミュニケーションが取れるという考え方ですね。動線が重なる部分つまり人の動きが激しい部分があまりにも狭かったりすると 、生活しづらいということがあります。それだけでなく危険なケースもあります。 階段を登りきった辺りに2階のトイレがあったりすると、誰かが階段を登りきった時、お子さんが急にトイレから飛び出してきたりすれば階段から 連絡してしまう事故も考えられます。危険な家というのは絶対に立ててはいけません。
次に光の動きです。採光 と言います。 強い家を作るためにはある程度の壁を残しつつ限られた中で最適な窓の配置をすることが重要です。また何が何でも南側の窓でないとだめだと思っている方も多いのですが、北西にしか窓が取れないような部屋でも窓の取り方次第では十分明るさを維持できます。北側の窓と言うと暗い印象を持たれるかもしれませんが集中力を維持しやすいので勉強部屋などには最適だと言われているくらいです。
最後に風の動きです。通風と言われます。風通しの良い家は長持ちします。湿気がこもるのは家にとってもそこに住む人にとってもあまり良いことではありません。ですから風の流れを考えて窓を採用するということが大切です。一つの部屋に最低でも窓は二つないと風は流れません。
5.プランニングの ポイント
家づくりで最も楽しいのは、新しい住まいがどんな家になるかを考える時間です。家づくりは、子供をどう育てたいかで、子供部屋をどう作るかが考えられます。自分たちのくつろぎ方で、リビングの作り方も変わってくるでしょう。成功の秘訣は、これからの生活像をどうしたいのか、明確にしておくことです。
6.家事上手な家を作る
プランニングによっても、家事ストレスを減らすことはできます。 生活動線を考えた家は、家事動線も短いです。毎日の些細な行動をうまくはどれに生かすことで、散らからないようにしたり片付けが楽になる家ができます。次に紹介するのは、この問題を解決するためにプランニングして成功した例です。 ある家庭のご主人は家に帰ってきても、寝るまで自分の部屋には行かないそうです。茶の間で鞄を置いてスーツを脱ぎ、お風呂に直行します。脱衣室にはパジャマと下着が置いてあり、入浴後はそれに着替えて食事です。
タンスのある寝室には、寝るまで行かずに、のんべんだらりと茶の間で過ごします。奥様も旦那さんのスーツをその都度、寝室のタンスにしまうことを、何時からかしなくなりました。そして居間の長押にハンガーでスーツを吊るすようになったのです。アイロンも居間でかけていたので、その場所にご主人の仕事関係の物を置くことは、奥様にとっても楽なことでした。家を建てる際、奥様からそんなお話を聞いたので、 LDK 2クローゼットを作りつけました。
仕事から帰ってきて着替える時の動線、仕事カバンの置き場、スーツの置き場を考えると、その場所にあるのが自然だったのです。アイロンをかけたり、ノートパソコンが置ける多目的カウンターも LDK の一角にゆったり設け、これらの収納も十分取りました。家事の全てを同一フロアフロアで済ませることができるのは、奥様にとっても非常に楽なことでした。家が片付づかないのは、物の居場所が定まっていないからです。使う場所に収納を設けることで、家の片づけ方がだいぶ違ってくると思います。
結論「働くママを応援する家」の生命線は家事動線
人が家の中でどのように動いているのかを計算しながら、間取りや物の配置を考えていくことで、動きやすい動線が確保出来るのですが、特にキッチンやお風呂場といった水回りの動線をしっかりと意識すると、お母さんの家事に費やす時間が減ることにつながります。動線を工夫するためには、セオリーにしがみつくよりも、家の中での生活をイメージしてみる事の方が効果的かつ実践的です。
現在お住まいの家で不便だなと感じていることはないかを思い出しながら考えて行くと、建てた後でイメージが違ったと思うことを限りなく軽減することにつながります。動線に配慮していく中で、「働くお母さんを応援する家」として私たちがご提案していることの一つが、リビング階段です。 リビング階段とは、リビングの中に2階への階段を配置することで、子供達の部屋やお父さんの書斎、夫婦の寝室が2階にあっても、必ずリビングを通らないと自分の部屋に行くことができないという動線になります。
お母さんが家事を行う中心の場所はキッチンです。帰宅した家族がキッチンに入ってきた時に気づいて、例えば洗濯物を渡し、自分の部屋に自分で持って行ってもらえるようお願いすることもできますね。 お母さんが家の中で一番長くいる場所、キッチンやキッチンにつながったリビングなどを動線の中心にすえて移動すれば移動がスムーズです。
リビング階段は、家族同士のコミュニケーションの時間を増やすことにも役立ちます。リビング階段が設置されていない家は、廊下に階段が設置されていることが大半で、玄関を開けたら廊下と階段が見えるという間取りも少なくありません 。ということは玄関から直接2階の自分の部屋に行けてしまうので、子供が帰ってきたら、気づかない可能性もゼロではないしコミュニケーションをとる機会が減ることになります。
これを機会に、大阪ならではの八尾、東大阪ならではの、住まいで必要な間取り、動線を考えてみてはいかがでしょうか?
ご家族の環境、状況にぴったりあった断熱材について考えてみてはいかがでしょうか?
間取り、動線についてご不明な点がありましたら、遠慮なくご相談ください。
大阪で新築、リフォーム、リノベーションをお考えでしたら、
阿倍野(あべの)八尾の2拠点にスタジオがあります。
設計事務所&工務店でのシーキューブへ、お気軽にご相談ください。