地震 縦揺れ/横揺れ対策
先日は基礎の、2回目の監査をしてきました。
今回は【アンカーボルト】という構造金物の種類・配置・本数・かぶり厚さをチェックする監査です。
(※かぶり厚さ…コンクリートで覆う厚さ・コンクリートの表面から鉄筋の表面までの距離のこと)
今回チェックする金物は2種類あり、それぞれに役割が異なります。
まず、アンカーボルトは、横揺れの地震のときに土台がずれないように、基礎と土台を固定するものです。
次に、ホールダウンアンカーは、アンカーボルトよりも長く、縦揺れの地震のときに柱が抜けないように、
基礎~土台~柱を固定するものです。
ホールダウンアンカーは、阪神淡路大震災の縦揺れの地震が起きて以降、ぐっと重要視されるようになったそうです。
(それまでは地震といえば横揺れで、そこまで重要と思われていなかったようです)
そんな、地震からお家を守るために重要なアンカーボルトが構造計算通りの力を発揮するよう、
図面通り施工されているか、現場と図面を見比べます。
100本ちかくあるため、私も見落としがないよう、図面に色ペンで書き込みながらチェックをし、今回も問題なしでした。
地震の横揺れ対策は他に【制震住宅】や【免震住宅】もあります。
弊社では、耐震と制震の組みあわせを取り入れています。
制震住宅は横揺れを半分にしてくれたり、繰り返しくる揺れに対応し、震度1から効果を発揮します。
また、強風による揺れも軽減してくれるため、台風対策にもなります!
地震が多い日本だからこそ、地震対策をして、長く安心して暮らせるお家をつくりたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。