土台と基礎の監査
こんにちは。工務の品川です。
今日も元気に、土台の監査に行ってきました。
土台の監査では、土台と大引だけでなく、床束、基礎パッキン、そして再度、アンカーボルトと基礎の確認を行います。
たくさん用語が出てきましたので、先に用語のご説明をします。
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土台 …基礎の上に水平に固定される角材・耐力壁が負担する水平力を伝達する部材。
大引 …基礎の上には乗っていない木材。1階床を支える部材。
床束 …大引を下から支える、地面に対して垂直に立っているもの。シーキューブでは、鋼製の束を使用。
基礎パッキン …基礎と土台の間にある緩衝材。床下で空気が循環するようにし、白ありを防ぐ。
アンカーボルト …基礎と土台を繋ぐ金物。
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これらを今回はチェックします。
まず、土台と大引は、樹種や位置があっているか。
シーキューブでは、湿気による腐朽に強く、シロアリの食害を受けにくいヒノキを使っています。
次に、床束は、大引と基礎のコンクリートに基準通り、固定されているか。
大引には決まった数のビスで、基礎コンクリートにはさらにボンドも使い、固定します。
次に、基礎パッキンは、土台の下にモレやズレなくあるか。
通気パッキンという空気を通すものと、気密パッキンという空気を通さないものと2種類使用するため、
設置箇所を間違えていないかの確認もします。
そして、アンカーボルトと基礎は、完成した状態で再度、土台との位置関係や欠けがないか。
項目やそれに関連して用語がたくさんあり、長文になってしまうので少々ざっくり書いていますが
本当はもっと細かい項目をチェックしていますので、ご安心くださいね。
今回は、一部パッキンが少しずれていたり、釘打ちがぬけていたりといった是正がありましたが、
大工さんにその場で直していただき、無事完了しました。
土台が終われば次は建て方(棟上げ)です!
一番、工事が一気に進んで見ごたえがあるので楽しみです。