ボード施工
こんにちは、工務の品川です。
今日はボード施工完了後の監査に行ってきました。
今回の監査では、ボードの割れや欠けがないかはもちろん、
ボードを固定するビスの打ち込み位置、打ち込み深さ、ピッチ(間隔)も確認します。
このボード、石膏ボードというものなのですが、1つで何役もこなしてくれます。
まず、家の内部、天井と壁に石膏ボードを張ることで、防火と遮音の効果、壁紙の平な下地としての役割があります。
また、種類によっては、耐力壁(地震や台風など横の力に抵抗する力を持つ壁)として家の構造を強くしてくれたり、
調湿してくれたりするものもあります。
このように、たくさんの役割を果たしてくれる上に、施工もしやすく、建築に欠かせないものになっています。
ただ、画鋲やネジが固定しにくいというデメリットもあります。
そのため、何か固定したいときは、間柱(柱と柱の間の木)のあるところに固定するか、
その箇所に事前に木下地を入れておく必要があります。
DIYをする際など、下地を入れられない場合は、石膏ボード用のフックやビスがホームセンターに売っているので、
そちらを使うと便利です。
今回の監査も一部その場で大工さんに手直しをしてもらい、無事に完了しました。
ボードを施工すると壁が出来上がるので、家の間取りや広さ感覚がより分かりやすくなります。
棚などを取り付けてもらったら大工工事は終了です。完成までもう少し!できあがりが楽しみです。